不協和音から調和へ


どうも、どぅです。ジングルベルが街中に鳴り響く季節になってきましたけど、みなさん元気ですか〜?

で、今日はピアニストのフジコ・ヘミングさんが交響楽団との共演でコラボしたときのことです。

若い指揮者が”ヘミングさんの独特のテンポの技法と、オーケストラの演奏が融合していない”とクレームを付けました。(おぉ、大御所相手にスゲェな。芸術に対する情熱と、使命感ハンパじゃない)それでもヘミングさんは自分自身の音楽を貫いたそうです。(こちらも負けないですねw)

休憩時間に普段は見られない光景があったそうです。なんと練習を続けるヘミングさんの周りに楽団員さんたちがよってきて、彼女の音楽を全身で吸収するように聞き入っていたのです!その後の録音は、大成功だったといいます♪

文芸評論家の小林秀雄氏が「芸術作品は、各人の自己を目覚めさせることによって、人の和を作り出す」

と、なると楽団員は自身の演奏方法を安易に指揮者に合わせるだけでなく、その心は汲み取り感じた上で、演奏においての各人の役目を全うしたから、両者の音楽が見事に調和したのでしょう。

一人一人が素晴らしい力を持った方が、全力で自身のやるべき課題に取り組むことで、更なる力となったのでしょう。

大きな事業の完成に団結は欠かせないです。チームの力は偉大です。

団結は馴れ合いや群れることでは生まれません。自分の置かれた立場で、ベストを尽くし抜く使命感を持って挑む中で、真に団結することができます。